きのこは、低カロリーでヘルシーな食材として知られていますが、種類によって香り・食感・栄養価は大きく異なります。
今回は、普段の料理に使いやすいものから高級食材まで、きくらげ・なめこ・マッシュルーム・まつたけ・トリュフの5種類のきのこについて、特徴と栄養をわかりやすく紹介します。
きくらげ
■特徴
中華料理でおなじみのプリプリ、コリコリした食感のきのこ。カルシウムが多く含まれていて、骨や歯を丈夫にしたりイライラを抑える効果が期待できます。
■栄養
- 食物繊維が非常に豊富
- ビタミンD・鉄分がきのこ類トップレベル
きくらげには不溶性、水溶性、両方の食物繊維が含まれていて、整腸作用に優れています。
なめこ
■特徴
独特のぬめりには、粘膜を保護する働きのある成分や、微量ですが肌に弾力を与えたり、関節をスムーズに動かす効果が期待される、コンドロイチン硫酸という成分も含みます。
■栄養
- ムチン質(ぬめり成分)が胃腸の粘膜を守る
- 食物繊維が豊富で整腸作用
マッシュルーム
■特徴
水溶性のビタミンであるパントテン酸を含み、糖質や脂質の代謝をサポートしてくれます。また善玉コレステロールの生成を促進し、腸内環境を整えてくれます。
マッシュルームは生で食べることのできる珍しいきのこでもあります。ブラウンマッシュルームは味が濃く、ホワイトマッシュルームは香り高いです。
■栄養
- ビタミンB群、カリウムが豊富
- 抗酸化成分も含む
まつたけ
■特徴
香り高い松茸は栽培が難しく、国産は流通が少ない高級きのこです。近年は、中国、カナダ、アメリカ、トルコ、フィンランドなどから輸入品が入ってきてスーパーにも並びます。しかし収穫から時間が経ってしまい、検疫で洗浄されるので香りは弱まってしまいます。
■栄養
- βグルカンが免疫を高めてくれる
- 香り成分(マツタケオール)が食欲増進し消化酵素の分泌を促す
トリュフ
■特徴
西洋松露のこと。消化を助けるアミラーゼが含まれていて、デンプンを分解する働きがあるため、パスタやパンとの相性がいいです。キャビア・フォアグラと並ぶ世界三大珍味の1つで黒いダイヤと呼ばれる高級食材です。
■栄養
- ポリフェノールなど抗酸化物質
- 成長ホルモンに働きかけ、髪や肌にもいいと言われています
🍽 まとめ|きのこは種類ごとに楽しみ方が全く違う!
今回紹介した5種類のきのこは、それぞれ魅力が大きく異なります。
- 食感重視:きくらげ・まつたけ
- とろみ:なめこ
- 香り重視:まつたけ・トリュフ
- 万能・使いやすさ:マッシュルーム
- 栄養特化:きくらげ(鉄・ビタミンD)、マッシュルーム(抗酸化)
食材としてだけでなく、健康のためにも積極的に取り入れていきたいきのこたちです。
ぜひ、料理に合わせて色々な種類のきのこを楽しんでみてください!
参考になれば嬉しいです。最後まで読んでいただきありがとうございます!

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